繰り返していくこと

育児の素晴らしいことの一つに、自分の知らなかった幼い頃の自分と親との関係を補完できる、ということがある。


天才でもない限り、自分の0歳から2歳までの記憶はあまりないもの。
自分がどんな風に世話されたか、育てられたか、愛されたか、記憶している人は少ないと思う。(無意識にはあるにしても)
子育てすると、それが少しだけ分かるようになる。完全に一緒ではないにしても、こんな風にして愛され、育てられたのだな、と。
親から、あんたは赤ちゃんの頃、こんなんで〜、と言われても、親になる前は、ピンと来なかった事が、実感ともなって分かるようになる。
0歳の頃、夜何度も起きて親に抱かれ寝かしつけられたり、オムツを変えられたり、離乳食をスプーンで何度も口に運んでもらったりしたこと。
1歳の頃、ヨチヨチ歩きでハラハラさせたり、夜中に高熱だして心配かけたこと。
2歳の頃、第一次反抗期で、なんでも自分でできる、といって親の話を聞かず、なんでもイヤっ!といって困らせたこと。


3歳くらいからの記憶はあるのだけど、それも普段は思い出さない。
思い出すのは、子どもと遊んで触れ合った時くらい。
お馬さんして!と言われ、子ども二人を背中に乗せてユラユラさせる時、自分が父親にしてもらった記憶が蘇る。
父親がとても大きく見えたあの頃の記憶や気持ちが蘇る。
親になっていなければ、思い出すことはなかったかもしれない。


当たり前だが、自分が親になって、自分の親への感謝の気持ちが強くなった。


親にならなくても、親に感謝することができるのは、当たり前なのだが、自分が親になって思うのは、あまり感謝されなくても良い、ということ。


存在してくれるだけで、有難い。
健康で体調が良くて元気であれば後は些細なことだと思う。
もちろん将来食っていくために自立、自活する方法を授ける必要はあるわけだけど、その基礎となるものは、幼い頃の無償の愛情の蓄積だと思う。
将来打たれ強い人になって欲しいので、打たれてもめげないだけの無根拠な自信を持てるように愛したい。
自分が疲れて思うようにいかない時もあるけど、それはそれで人の気持ちに波があることも学んでもらえるのではないか?
と言い訳してはいけないので、疲れないようにコンディショニングしっかりやらないといけないな。
最近筋トレもやってないし、体重計にも乗ってないので(反省)


上の子が、もうすぐ5歳になるので、何か運動やってみたらいいと思うのだが、何がいいかな。
野球でもサッカーでもテニスでも水泳でもなんでも良いんだが。

今はとにかく鉄道が大好きで、家に帰って真っ先にやるのは、プラレールであり、テレビも電車が出るものを漁り、なければiPhoneをせがみテレビと接続させYouTubeで「SL ばんえつ物語号」や「電車 山手線」と検索して関連動画からサーフィンして海外の特急とか見てます。
最近BSで「おとうさんといっしょ」という番組が始まり、本家「おかあさんといっしょ」と比べると番組の質は明らかに低いのだけれど、うちの息子は大好き。
それは、電車が出てくるから。
キャラクターにしてから「しゅっしゅ」と「ぽっぽ」だし。
今日もきっと見てるだろう。
アデノウイルスにかかり39℃台の熱を出していても。


今からの時代は、好きなものを伸ばすことが今まで以上に大事になってくるので、鉄道関係は、好きにやらせます。


親に聞いたけど、自分にはこんなに好きなものはなかったな。