岡田監督は普通の人です。過剰に褒めるのはやめた方がいい。日本代表からスペイン代表へ

パラグアイ戦の日本代表、よく動いていたね。


素晴らしい試合だった。

やはりサッカーは走ってなんぼ。動いてなんぼの世界。
その質と量がゲームの大半を占める。
いくら足もとの技術うまくても動けない選手いらん。
誰とは言わないけど。


本田と長谷部はやっぱりいいよ。
二人ともヨーロッパの中堅クラブで活躍できているだけある。
最終的にあの二人をキーマンにした岡田監督もえらい。


岡田監督は、普通の人で、地方の市役所とか県庁で課長やらせたらピカイチなんだろうけど、カリスマ的なリーダーという感じは全くない。
勉強熱心な中間管理職という感じがぴったり。
W杯前の言動にしても、かわいそうなくらいだった。
犬飼会長に進退伺い出すとか冗談でしたとか。
相当心理的にストレスかかって、きつかったんだろうね。

この人が監督じゃダメだろうと、思った。
モウリーニョみたいなタフさがないとダメだと思った。
しかし、結果出した。
最後の最後まで考え抜いて決断したことが結果的に当たった。


メディアで、「岡ちゃん、ごめん。ありがとう」や「岡田監督は名将」みたいなコメントを見るとちょっと変だな、と思う。
岡田監督は、よくやったと思う。
しかし、大会前の結果で、監督が批判されるのは当たり前。
その批判を受けて、博打打って結果出したのを過剰に褒めたたえるのはおかしい。
結果で一喜一憂するより、試合の内容観てそのことで批判したり褒めたりできるようになると日本サッカーのレベルがあがるし、日本代表ももっと強くなると思う。
今の日本代表では、守備的にしか試合をコントロールできない。パスサッカーでなくてカウンターサッカーになってしまう。それを美しいサッカーに昇華するためにはまだまだ時間がかかると思う。
ただ、カウンターサッカーでも、みんなの意思が一つになって連動性の高い動きができると面白いのだけどね。



で、次はスペイン代表!
パラグアイ戦、日本代表が示したように、動き回って相手にプレッシャーかけてほしい。
技術はとても高いのだから、同じような感じでやれば、スペインなら点取れるよ。
スペインの美しいパスサッカーが見たい。前線での速い動き出しから、きれいなゴールを決めてほしい。できれば中盤の選手に。