期待と幻想でモウに淡い気持ちを抱いていた昨年よりも大人になった2011ー2012シーズンが開幕してしまっています。

んですね、モウ。


昨年、スペシャルワンことジョゼ・モウリーニョレアル・マドリーの監督になって、クラシコ(2010年11月29日@カンプノウ)まで破竹の勢いだった。

しかし、あれは三国志でいうと劉備関羽張飛の仇を討つため孔明が止めるのも聞かずに呉に攻め入って陸遜に返り討ちにされる様子とよく似てるなー。
どんどん勝っていって浮かれさせておいてガツンとやられたところがそっくり。
別にペップ・グアルディオラ陸遜ってわけではないけど。マドリーの対戦相手もわざと負けた訳ではないし。
ただ期待感だけはやたら高かったからねー。
だからクラシコ(2010年11月29日@白帝城or夷陵の戦い)としても違和感がない三国志フリークでマドリディスタの人はいるはず。

クラシコ第1戦で0−5で粉砕されてみんなが夢から覚めたんですが、それでも僕はまだ彼に期待していた。
今読み返すと恥ずかしいモウ削除したいエントリーはこちら→http://d.hatena.ne.jp/wataru_m/20101201/1291216449


しかし、人間生きていると恥ずかしいことなど山のようにあるので、僕の恥の多い人生の中の一つとして残しておくとする。
元日本代表の岡田監督もブログに「農業やる!」って言ってたことを残しておいた方がよかったよ。
あれで岡ちゃんがサッカー界とは関係ないところで仕事してたら尊敬したのになー。
解説者しない方がいいのに。
残念。
岡ちゃんより岡ちゃんを祭り上げるマスメディア(特に朝日新聞)が嫌だけど。
結果だけでコロッと態度変えちゃうのってみっともない。
美学も美意識もない。
テレビもラジオもなんにもない。(吉幾三さん、お元気ですか?)



結果よりも過程、仕事よりも家庭、といいながら下記に昨年のクラシコの結果のみを書き出してみる。
リーガ第13節(2010年11月29日@カンプノウ)0−5
リーガ第32節(2011年4月16日@ベルナベウ)1−1
コパ・デル・レイ決勝(2011年4月20日1@メスタージャ)90分では0−0で延長で1−0 ※とても嬉しかった
チャンピオンズ準決勝ファーストレグ(2011年4月27日@ベルナベウ)0−2
チャンピオンズ準決勝セカンドレグ(2011年5月3日@カンプノウ)1−1


90分間に限って言えば、一度も勝てていない。


でもね、所謂クラシコ4ではマドリーのサッカーは悪くなかった。
日本代表が2010年W杯で見せたようなサッカーだった。
僕は、実はアレはアレで嫌いじゃない。
あの居飛車穴熊みたいな戦法が嫌いじゃない。
本当に好きなのはアーセン教授が実践されておられたり(今年は特に頑張って下さい)、2000-2001シーズンのマドリーで行われていた機能美溢れる有機的なサッカーなんだけど、サッカーの型は一つじゃないので、その時点でのそのチームに合ったサッカーをしていて気持ちが入ってれば良いのだ。
だから、アンチフットボールなんて言うクライフやシャビは、フットボールを侮辱している。
サッカーは一つじゃない。
そりゃ、今のバルサのサッカーは強く美しく見ていて楽しいだろうが、クラシコ4における劇団バルセロナの繰り広げた「審判さん僕を見て下さいバタンバタン劇場」には辟易した。


あれは全然美しくなくて逆に醜かった。


バルサは「いつも自分たちがやりたいフットボールをしてないと気が済まない独善的なガキ」みたいなところがあって、うまくいかないと拗ねて審判さんに「ねえ、あいつら俺たちに美しいサッカーさせてくれないんだけど、どういうこと?」って口を尖らせて詰め寄ったりバタンバタン倒れてゲームを止めるんだな。
早く大人になって忍耐強くサッカーやりなさい、と言いたい。
バルサがそんなに嫌いな訳ではなく、イライラした時に見せる大人げない態度が嫌なだけですから。
メッシがイラついて観客席にボールをおもいっきり蹴り込むなんてことは、メッシに憧れている少年たちのために絶対にやってはいけないことです。
※しかし、ファブレガスが入ったのは、すごいことだ。
あいつは他の選手よりもワンテンポ速くパスが出せるから、プレー全体のスピードが上がる。
本当によい補強したよね、今年も。


えー、何を書こうと思ったんだっけ?
忘れた。
本当はバルサのことなんて全く書く気がなかったのに。。。


あっ、そうだ。
モウリーニョのことだった。
でもなんかいろいろ書いていたら、どーでもよくなってきた(笑)
今年もマドリーを応援しています。
モウのことモウそんなに好きじゃないけど、マドリーには勝ってほしい。
でも勝つとモウが監督続けるので本当に僕が好きなサッカーは見られないというジレンマがあるけど。
株式会社ベンゼマの社長が言っていたように、ベンゲルがマドリーの監督になってくれたら最高なんだけど。
そういう話は昔ちょっとあったよね。
かなり早いけど、今年のクリスマスプレゼントは「マドリーにベンゲルさんを!」ってサンタさんにお願いしてみる。